みなさま、ご無沙汰しております。
担当 Kです!!
今回は、新シリーズをお届けします\(^o^)/
去る1月21日(日)に小劇場で開催されました、
『SP盤からの唄声~沖縄民謡黎明期の情熱~』。
担当 Kはずっと舞台袖で
山城さん(蓄音機コレクター)と小浜さん(島唄解説人)のお話と、
生の蓄音機の音を聴いていました。
今となってはすごく貴重な音色だなぁと聴き入っているうちに
私も蓄音機で自分の声を録音してみたい!という気持ちが湧いてきました。
でも、そのような機会はないだろうな~と思っていたところ……
「『ドーナツ盤からの唄声』のコラムを書いてみたら?」と
復活を期待する声をいただき、今回の企画を思いつきました!
題して!
『手作り蓄音機で録音して再生してみよう!!』
って、そのままか!!(笑)
まずは蓄音機の仕組みについて調べるべきだと思い、
わかりやすそうな説明をしていそうなページを見つけては読み、見つけては読みを
繰り返しました。
わ、わかりそうでわからない……。私はエジソンになりたいのに……。
簡単にまとめると、
録音の場合は『音』の振動を、ラッパを通して針に伝え刻み、
再生の場合は刻んだ傷の上を針が動く振動で、『音』として返している、という感じです。
ふ~ん……面白い仕組み!!
仕組みがなんとなく分かればあとは実践あるのみ!
蓄音機の作り方を紹介しているページを見つけたので、材料を集めます。
ほぼご家庭にもあるようなものばかりで、揃えるのは簡単でした!
しかしここで担当 Kが痛恨のミス……。
作成過程を撮るつもりだったのに、集中するあまり一枚も写真がありません(泣)
ので、出来上がりがこちらです。
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蓄音機に見えなくも……ないですよね!?
これも、できたてというよりは
実験中の写真なので、円盤に見立てたクリアファイルには
その痕跡があります。
録音からは一人では難しいので、愉快な仲間たちを誘い、
実践してみました。
理屈はさっき勉強したので、わかっています。
カッターで傷をつける時に、声で振動させて波形をつくり
その上を同じように走ることで再生されるんです!
……って言ったのは誰だよぉぉぉぉぉお!!!
わたしだよーーーーー!!!
何回やっても、再生がうまくいかない……。
だから録音ができているのかさえ分からない……。
録音されていて欲しいという思いからか、何度か「はっ!今の聞こえました!?」と
幻聴が聞こえてくる始末……。
そして愉快な仲間たちと一緒に考え、試行錯誤し、
あーでもない、こーでもない、と試しながら、
練習室に響き渡るのは、威勢のいい
「こんにちは!!!!!!」。
最初に傷をつけることはできても、その上をカッターナイフでなぞることが
鬼レベルで難しく、仲間たちがいなければ発狂してしまうところでした。
カッターナイフの先に虫ピンをとりつけてみたり、
クリアファイルの円盤にCDをはり付けたり、材料を変えて試してみましたが
残念ながら成果は得られませんでした(泣)
なんとも悔しさが残る結果となってしまい、思わず徹夜明けのエジソンと
同じポーズをしてしまう担当 Kでした……。
さて、蓄音機実験はうまくいきませんでしたが、気持を切り替えて
今週末に大劇場で開催される、『ドーナツ盤からの唄声~沖縄民謡最盛期の情熱~』の
ご案内です!!
沖縄民謡最盛期にドーナツ盤をリリースした唄者が、
なはーと 大劇場に集います!!
喜納昌吉さんの緊急出演も決定し、更に盛り上がってきました!
全15組の沖縄民謡界重鎮の唄者が一堂に会する機会は多くはありません。
自作蓄音機で録音再生が成功するくらいの確率かもしれません!!多分……。
そして、いくら技術が発達し、きれいな音を残せたとしても、
やはりそれは歴史や文化を残していく上では手助けにすぎません。
百聞は一見に如かず、ということわざの通り、
是非なはーとにご来館いただき、この貴重なイベントを体験してください!!
ドーナツ盤からの唄声~沖縄民謡最盛期の情熱~
続きはこちらから↓
担当・K 実験してみた!その2【ドーナツ盤からの唄声~沖縄民謡最盛期の情熱~】にむけて