体験型プログラム

  1. 【イベント終了】ブレヒト×沖縄芝居新作プロジェクト2023-2025 リーディング試演会『ゼチュアンの善人』

この体験型プログラムは終了しました

【イベント終了】ブレヒト×沖縄芝居新作プロジェクト2023-2025 リーディング試演会『ゼチュアンの善人』

【イベント終了】ブレヒト×沖縄芝居新作プロジェクト2023-2025 リーディング試演会『ゼチュアンの善人』

★ご来場ありがとうございました!!★

舞台写真

舞台写真:久高友昭
 

このプロジェクトを応援し、この試演会を鑑賞してくださる一般鑑賞者のかたのお申し込みを【2024年1月16日[火]】より受け付けます!
ぜひ、この貴重な機会を一緒に目撃し、このプロジェクトを盛り上げていただければ幸いです。

「ブレヒト×沖縄芝居新作プロジェクト」は、ドイツの劇作家・演出家のベルトルト・ブレヒトによる『ゼチュアンの善人』(1940年)を下敷きに、琉球芸能実演家で演出家の嘉数道彦氏による脚本・演出で「沖縄芝居」の新作として創作し、2025年になはーと大劇場での上演を目指すものです。
本年度は、2025年に上演する沖縄芝居の台本創作の過程として、『ゼチュアンの善人』の新翻訳から、劇団ビーチロックの主宰・演出家の新井章仁氏が上演台本を構成し、沖縄の現代演劇界を牽引する俳優がリーディング(台本をもって演じる)試演会を行います。これは嘉数氏はじめ沖縄芝居の創作に関わる俳優、スタッフの皆さんが鑑賞し、ブレヒト作品のイメージを共有するための場です。

神からこの世で最後の善人として感謝と金を与えられた女性の苦悩と顛末、そこに集う人間の本性を描く本作を、2025年度には琉球音楽を用いた「沖縄芝居」として再構築することで、沖縄に現代(いま)生きる私たちに、善良であるための社会とは?と新たな形で問いかけます。さらにブレヒト作品の魅力を、琉球芸能を通じて、演劇に興味のある若者から琉球芸能が好きな方々まで幅広く楽しんでいただきたいと考えています。

作:ベルトルト・ブレヒト
翻訳:林立騎[那覇文化芸術劇場なはーと]
上演台本・演出:新井章仁[劇団ビーチロック]
 
出演:井上あすか[演撃戦隊ジャスプレッソ]、仲嶺雄作[ukulelebowl]、西平士朗[スタジオパフォ]、上門みき、ジョーイ大鵞[劇団ビーチロック]、片山英紀[劇団ビーチロック]、アサミ・ヴィクトリア大嶺佳奈[劇団ビーチロック]、伊都[劇団ビーチロック]、岩田勇人古堅晋臣[ukulelebowl]、犬養憲子[芝居屋いぬかい]、上地広季仲泊伽帆[劇団ビーチロック]、東克明屋宜秀高[TEAM いるかんと。]

※出演を予定しておりました、のはっちは体調不良のため、大変残念ではございますが、出演を見合わせ、代役を西平士朗が務めます。

日時

2024年2月17日[土]17:00
*開場は開演の30分前
*上演時間約3時間を予定(途中休憩含む)

会場

小劇場
*一般駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。

『ゼチュアンの善人』あらすじ

善良な人間を探す三人の神に宿を貸したのは、貧しい娼婦・ シェン・テだった。その善良な行為への報いとして神から大金を与えられ、彼女は商売を始める。ところがそれを知った人たちが金を借りに来たり、居座ったり。「善人」であることをやめられない彼女は従兄弟シュイ・タとなり厳しい態度で彼らを追い払うのだが…

ベルトルト・ブレヒト
1898年生まれ、1956年没。ドイツの劇作家・詩人・小説家・演出家。20世紀を代表する世界的な演劇人の一人。社会の枠に収まりきれない放浪の詩人を主人公にした戯曲『バール』でデビュー。『夜打つ太鼓』でクライスト賞を受賞。作曲家クルト・ヴァイルとの共同作業による『三文オペラ』で世界的名声を確立。その後、〈叙事演劇〉と〈教育劇〉を構想、『処置』『ガリレイの生涯』『ゼチュアンの善人』等の傑作を書き、今なお世界中の演劇人に大きな影響を与えている。1933年、ナチスによる「国会議事堂放火事件」の翌日にデンマークに亡命、39年にスウェーデン、40年にフィンランドに移り、41年にアメリカに亡命。第2次世界大戦後、赤狩りの風潮の中で47年に非米活動委員会に喚問され、その直後スイスに渡り、48年に東ドイツに帰国した。49年には『肝っ玉おっ母とその子供たち』で注目を集め、劇団〈ベルリーナー・アンサンブル〉を結成。54年には劇場を与えられ、パリの国際演劇祭で客演し、国際的な名声を確立したが、56年に心筋梗塞で急死した。20世紀のドイツを代表する詩人でもあり、『家庭用説教集』などの詩集がある。

翻訳

林 立騎[はやし・たつき]
翻訳者、演劇研究者。現在、那覇文化芸術劇場なはーと企画制作グループ長。フリーランスの立場で国内外にて多くのアートプロジェクトに参加したのち、東京藝術大学大学院メディア映像専攻特任講師(2014-17年)、京都造形芸術大学舞台芸術学科非常勤講師(2014-19年)、沖縄アーツカウンシルプログラムオフィサー(2017-19年)、ドイツ・フランクフルト市の劇場キュンストラーハウス・ムーゾントゥルムドラマトゥルク(2019-21年)を経て、2022年より現職。翻訳書にノーベル文学賞作家エルフリーデ・イェリネクの『光のない。[三部作]』、ドイツの演劇研究者ハンス=ティース・レーマンの『ポストドラマ演劇はいかに政治的か?』(ともに白水社)がある。イェリネク作品の翻訳で小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞(2012年)。

上演台本・演出

新井章仁[あらい・あきひと]
脚本家・演出家。劇団ビーチロック 主宰。 1980年大阪府出身。東京工芸大学 芸術学部 映像学科 卒業。2003年より沖縄に移住。カフェバー&宿泊施設「ビーチロックビレッジ」を経営しながら、2014年「劇団ビーチロック」を旗揚げ。やんばる(沖縄北部)を拠点に、東京・大阪・名古屋でも主催公演を行う。一人芝居『穴』(脚本・演出)は沖縄での上演が好評を博し、名古屋・上田・札幌にも招聘され上演している。また、名作を演じるシリーズと銘打ち、岸田國士やロベール・トマ作品にも挑戦。そのほか、沖縄県主催「海外移民の歴史劇」3作品(会場:国立劇場おきなわ他)での脚本・演出や、「美ら島おきなわ文化祭2022」 閉会式グランドフィナーレ、第7回「山の日」全国大会おきなわ2023のメインアトラクション、全国プラネタリウムで上演されている映画『ハナビリウム』の脚本を手掛けるなど定評がある。なはーとでは、2022年に沖縄・復帰50年「現代演劇集」にて劇団ビーチロック『オキナワ・シンデレラ・ブルース』(脚本・演出)を小劇場で上演した。

スタッフ

舞台監督:仲宗根満 音響:福澤裕之[那覇文化芸術劇場なはーと] 照明:棚原栄作[(株)エムエルスタジオ] 劇中歌作曲:島袋千尋 音響オペレーター:屋比久夏芽[(有)新舞台] 映像オペレーター:砂川政秀 演出助手・制作:千葉雪絵[劇団ビーチロック] ポータブル字幕デザイン:南部充央 鑑賞サポート協力:渡久地準 ハラスメント防止研修:植松侑子 プロデューサー:土屋わかこ[那覇文化芸術劇場なはーと]
協力:インフロント・プロダクション、ukulelebowl、演撃戦隊ジャスプレッソ、劇団リバース ザ ワールド、劇団ビーチロック、芝居屋いぬかい、スタジオパフォ、TEAM いるかんと。、名護スクランブルスタジオ/サテライト沖縄、吉本興業


★★なはーとグルっとまーい対象公演★★

このページについてのお問い合わせ

那覇文化芸術劇場なはーと
電話:098-861-7810(受付時間10時~19時)※第1・第3月曜日(休館日)を除く
メール:nahart@city.naha.lg.jp