オープンロビープログラムの一環として、県内外で現代美術アーティストとして活動する、志喜屋徹氏の展覧会を開催します。インスタレーション(空間演出作品)を展示する他、展覧会のテーマに関連するトークイベントや作品解説会を会期中に合わせて行います。
戦後、米軍統治下の物資乏しい中、逞しく、強かに生き残った沖縄のモノづくり文化は、戦争の道具や、米兵が捨てたモノによって成り立っていた歴史があります。ネガティブな意味があり見たくもない人もいるはずですが、先人たちは忌み嫌うことなくポジティブなモノに価値を転換し、文化にまで高めました。志喜屋の作品を通して、どんな状況でも「ネガティブなモノを、ポジティブなモノに転換してきた精神を共有した空間を創出します。
※会期変更について
台風6号の影響により展覧会の会期が変更になりました。
来場を予定されていたお客様には大変ご迷惑をおかけしますが、
ご理解頂きますようお願い申し上げます。
変更前)開催初日8月5日(土)
変更後)開催初日8月9日(水)
【トークイベント】
「戦後沖縄のモノ作り文化とアート」
志喜屋氏がこれまで、戦後米軍の廃材等を使用し、新たに日用品や衣服等に作り変えた沖縄の人々について調査をする中で出会った、実際に製作をしていた当時者や、専門家との会話をとおして、沖縄の歴史や作品制作の経緯について紹介します。これまであまり語られてこなかった、戦後沖縄のモノ作りの歴史や文化を理解するとともに、アートの社会的な役割について考える場を参加者と共有します。
会 期:2023年8月12日(土) 17時開演(16時00分開場)
定 員:150名
会 場:那覇文化芸術劇場なはーと 小劇場
参 加 費:無料 *要申込み。定員に達し次第締め切り
申込方法:なはーと窓口、お電話(098-861-7810)、または
申込みフォームで受付けます。
*受付時間10時~19時。休館日を除く。
登 壇 者:志喜屋徹(現代美術アーティスト)
宮里正子 (前浦添市美術館館長)
真喜志民子(染織作家)
和宇慶ミツ子(パラシュートスカーフ証言者)
城間真一(砲弾使用灰皿制作者)*映像出演
司 会:狩俣倫太郎(琉球放送アナウンサー)
【ギャラリーツアー】
作家による作品解説会を行います。
会 期:8月18日(金) 19時~20時
定 員:15名
会 場:那覇文化芸術劇場なはーと 小スタジオ
参 加 費:無料 *要申込み。定員に達し次第締め切り
申込方法:なはーと窓口、お電話(098-861-7810)、または
申込みフォームで受付けます。
*受付時間10時~19時。休館日を除く。